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こんにちは。山形県鶴岡市朝日地域で、柿・わらびを育てている「燦果ファーム」の岡村絵美です。
7月は、1カ月以上、まともに雨が降らない天気が続きました。連続で降らなかった日は、半月ぐらい続いたかもしれません。
7月の降水量はわずか3mmで平年の1%だったそうです。
ですので、柿畑も水不足になってしまいました。
水撒きは、毎日しました。
私の畑には、柿の木が約50本あります。
毎日水を撒きながら分かったのですが、畑全体に撒くためには、結局4000Lぐらいの水が必要でした。
4000Lというと、もうどのくらいの量か訳が分からないかもしれませんが、軽トラに乗るタンクで8杯分です。
このタンクです!
炎天下で一度に畑全てを行うのは、時間的にも体力的にもちょっと無理だったので、1日2000Lを畑の半分に撒いて、2日かけて行いました。
早朝から昼過ぎにかけて畑半分に撒いていたのですが、暑い時間帯に撒いてもお湯になってしまうのと、私自身の体力もあったので。
やり方は、タンクから、私自身がバケツで撒いていました。
ザ・人力です!
ですが、水もすぐ乾いてしまって「焼け石に水」な感覚もありました。
実は、柿の木の葉っぱもしおれていったりして、実もシワシワになったものもありました。
木によってダメージが違ったのですが、枯れかけてしまった木も。
柿の木は、今年の実と一緒に次の年の花芽も育てているので、今年の日照りは、来年の花芽にも影響するのかな。来年にならないと分かりません。
とにかくこの時期は「いつ雨が降ってくれるのかな」という感じで、せっせと水撒きをしていました。
そして。
こんな日照りの日々でしたが、8月上旬、やっと雨が降りました!
嬉しいのと、耐え抜いてくれた柿の木に感謝でした!
恵みの雨。
…と思ったら、今度は降りすぎです!
ゴォーッと音がするくらい激しい日も。
一度に降った水は流れていくばかりなので、雨が激しすぎると、逆に地面は雨水を吸えません。
まったく、何事もほどほどにお願いしたいものです。
そして、強い雨が続いた日には晴れ間を見て作業をしたのですが、「降るまで」と、今度は、ついつい休憩をとらずに作業をしてしまうこともありました。
そんなときには、体力を回復するのに逆に時間がかかったりして、やっぱり天気予報に振り回されているなぁ、と実感してしまいました。
自然や天候の影響力ってこの仕事には大きいな、と改めて感じています。
また、この時期ちょっと気になったのが、実の落下でした。
日照りが続いたとき、生理落下といって、実は柿の木は自分が生き延びるために少し実を落としていたのですが、雨が続いても実が落ちてしまう心配もあり、そちらも、少し気がかりではありました。
7月から8月中旬まではこんな感じで、極端な天気とともに、柿畑の仕事をしていました。
「程よく晴れて、程よく雨が降って欲しい」ということを、つくづく実感しています。
ですが、こんな極端な天気でも、育ってくれている柿ちゃんたちに感謝です!
秋の収穫に向けて、美味しい柿を大切に育てていきたいです。
〒997-0402 山形県鶴岡市東岩本字野中