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こんにちは。山形県鶴岡市朝日地域で、柿・わらびを育てている「燦果ファーム」の岡村絵美です。
7月上旬まで、ぶどうの摘粒作業をしていました。
知人のぶどう農家さんの手伝いです。
単なるアルバイトというよりも、私は将来的にぶどう農園をしたいということもあって、そのための準備段階というか、大切な経験になったと思います。
摘粒というのは、いわゆる間引きの作業です。粒抜きとも言います。
間引きではありますが、ぶどうの摘粒は大きく2つの目的というか意味合いがあります。
1つ目は、粒が多いと甘くならなかったり、うまく色がつかなかったりします。
2つ目は、摘粒しないと、大きくなった時にお互いに実を押しあって、実割れしてしまいます。
その農家さんのぶどうの種類は、デラウェア、シャインマスカット、ピオーネを始めとして、スチューベン、アーリースチューベン、瀬戸ジャイアンツなどなど。
たくさんの種類があって、カタカナの品種名は、私も忘れるものがあるくらいです。
手伝い先の摘粒作業は割り当てられてやるのですが、品種によって大きくなる速さが違うので、たぶん、どんどん大きくなった品種から割り当てがきていました。
粒が小さいのは後回しでいいのですが、大きくなったら急がないといけないのです。
作業始めてから1ヶ月以上経って、最後の方は、自分でも上達したのが実感できました。
慣れてきたと思うし、ハサミの使い方も早くなったと思います。
ぶどうの摘粒は、柿の摘果と、間引きという意味では似ていますが、ぶどうは柿より手間と時間がかかります。
柿の摘果は1秒くらいで終わりますが、ぶどうの摘粒は一房1分以上かかりますし、最後にやった、私が勝手にラスボスと呼んでいるオリエンタルスターは、1房3分もかかりました。
3分かかっても「早い」と言われたくらいです。
ベテランの方は、大きくなった時の育った房の形をイメージして摘粒するみたいなんですが、私はベテランではないので、数を決めたり、愚直に法則にのっとってやっていきました。
集中して作業するので、呼吸が止まりがちになります。
作業中は「一刻も早く終わらせたい」という気持ちです。
それは悪い意味ではなくて、日が経つとぶどうの摘粒はやりにくくなるので、ぶどうの状態が良いうちに早く作業を進めたいからです。
期間中、丁寧に集中してやってきた、ぶどうの摘粒作業。
最後、ツンツンした実がぎっしり詰まったラスボスのオリエンタルスターは3日もかかりましたが、7月上旬、やっと手伝いの全てが終わりました!
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