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こんにちは。山形県鶴岡市朝日地域で、柿・わらびを育てている「燦果ファーム」の岡村絵美です。
8月下旬になりました。今の柿畑の様子です!
夏の仕事の多くは、草刈りです。
ちなみに上の写真は、10日程前に草刈りをした状態です。今日のブログでは、最初に草刈りについてもお話しします。
この草刈りですが、実は「刈りすぎても良くない」という考え方もあります。
理由は、土の表面が出てしまうと乾きやすくなって、水分を保てなくなるからです。
草にも色々種類があって、例えばシロツメクサ、通称クローバー。
このクローバーは、葉っぱの面積も大きくて、地面の「日傘」の役割をして水分を保ってくれます。
背もあまり高くならないので、実は刈ってしまわずに、残したい草なのです。
対して、この、イネ科の草。
こちらは上にどんどん伸びていくタイプです。
放っておくと、こんなに背が高くなります!
こちらは、どんどん伸びて園地のじゃまになってしまうので、刈っていきたい草ということになります。
こんな風に、草の種類も色々です。草刈りも、一筋縄にはいかないのです。
先日、小回りの利く「刈払い機」を使って、刈りたい草だけを手動で刈ってみました。
ですが、手動ではさすがに体力が持ちません!
その方法では、私の体力のほうが刈られてしまいました(笑)。
結局、下の写真の「果樹園用自走式草刈機」を使って、刃の高さをぎりぎりまで上げてみて、クローバーだけ残して刈ることに再チャレンジしてみました。
結果は、何とか成功。
クローバーを残しながら、草刈りができました!
ところどころ虎刈りになってしまいましたが、そこはご愛敬です。
こんな風に、草刈りでは、柿の木になるべく優しい状態で下の草をキープしながら作業していきます。
そしてこの時期、大切な仕事が、引き続きの仕上げ摘果(てきか)です。
実すぐり、とも呼ばれる作業です。
虫で形がいびつな実や、黒い点がついてしまった実、日焼けした実などを取り除く作業です。
例えば、これなんかは傷物なので、摘果をして取り除きます。
そして摘果をしながら、今の時期だと、実の大きさも測っていきます。
下の写真は、「大玉生産判定スケール」という道具です。
これに実を当てて図るのですが、「8月25日に実が6センチあると、大玉になる」と予想できます。
例えばスケールで見ると、下の実は、順調に育っています!
下の実は、ちょっと小さいかなぁ。
こんな風に順調に育って大きくなったものもあれば、まだまだ小さいものもあります。
でも、どれもこれも、この厳しい夏を乗り越えてきた柿ちゃんたち。愛着があります。
今の時期はまだ青いですが、中を割ってみると、こんな風になっているんですよ。
ちゃんと糖分を蓄えながら、美味しく育ってくれています!
色づくのはまだ先ですし、大きさもさまざまですが、よくここまで育ってくれました。
秋になったら美味しい柿をお届けできるよう、引き続き大切に育てていきます!
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